名大経済の出身者たち

 5月24日(土)~25日(日)に弘前大学で経済学史学会の年次大会があり、懇親会でワイワイやっているうちに 名古屋大学経済学部・大学院経済学研究科の出身者で集合写真を撮ろうということになり、こんな写真ができた。

上宮智之さん(大阪経済大)の撮影

 向かって左から原田、そして藤田菜々子(名古屋市立大)、八木紀一郎(京都大名誉教授)、山田鋭夫(名古屋大名誉教授)、西本和見(中京大)、佐藤滋正(尾道大名誉教授)の各氏である。学部から名大経済で学んだ人も、大学院からの人もいる。

 この全員が一堂に会したことはなかったから 不思議な感じがするけれど、たしかに皆さん名大経済の出身者だ。この大会では、なんと八木先生・藤田さんのお二方がそろって学会賞を受賞され、同じ出身者として祝意を共有することができた。また藤田さんは今年度から代表幹事(会長)になられたから、みんなでお祝いし 彼女を支える気持ちになれる。

真ん中は審査委員長の小峯敦さん(法政大)

 受賞されたお2人には、それぞれ経済学史研究会で 受賞対象本をもとに喋っていただいているので、研究会の世話人としてもご受賞は喜ばしい。https://kgshet.com/log3/

 名大経済の出身を考えさせられることは、今年度もう一つある。

 ぼくは、4月から非常勤講師として その学部と大学院で社会思想史を教えている。水田洋先生の大学院生から研究者になった最後の者として、かつて先生がされていた講義をすることに感慨深く思うとともに、重みも感じている。名古屋大学の組織やキャンパスの様相も経済のスタッフも変わった。学界の動向も以前とは違う。しかし継承していくべきものは何か。刷新も必要だとはいえ。

愛車 Yaris Crossと豊田講堂

 左膝を痛めていたため、5月中旬まで車で来させていただいた。キャンパスの様相は変わっても、シンボルの豊田講堂は変わらない。そこに自分のトヨタ車を停めたらまるで「100%名古屋人」のようだ(この名前の本があった)。あっ、これは 講義内容の伝統・刷新とは関係ないか^^;; ちなみに、授業はコテコテの関西弁でやっている。