駄菓子やさん

　研究室がある第2教授研究館（新館）の向こう側に――キャンパスを出て道を越えて下がると――駄菓子やさん「タカラヤ商店」がある。

　引き戸を開けると、駄菓子のかずかず^^。子供の頃、百円もって行っても 小さなガムとか いくつも買えた。それに当たりが出たらもうひとつ。うん、それ、今でも ここにある！！

　むかし大手ハリスガムの まがい物かなと思ったりしたコリスガム（左）も健在。ただ、子供の頃にはなかったポケモンの絵が、ぼくには ちょっと違和感^^;; クッピーラムネ（右）は 今でも素朴な絵があって、嬉しい^^。

　郷愁がそそられる「乳ボーロ」。いつの日か、なぜか「たまごボーロ」という名前に変わってしまったけれど、ここのはそのままだ。しかも、むかしのテレ番組「てなもんや三度笠」でスポンサーだった大阪の前田製菓が いまも作っている。

　でも、一番気になったのは右側の「おしゃべりわんこ　カード入りチョコ」。いろんな犬の絵の付いたチョコレートで、開けるとカードが入っていて、そこにQがあって、右上のマークを指であっためたらその答えが浮かび上がる。

　なにが「おしゃべり」やねん！?　でも、むかし少年雑誌の付録なんか そんなチャチな言い方ばっかりだったから、それも かえって郷愁^^。外側の絵がトイプードルでも中のカードがトイプーとは限らないから、トイプーのカードがほしい ぼくは、ついつい いっぱい買ってしまった^^;;

　最初「子宝屋」の名前で80年ほど前にできたとのこと、それが「寶屋商店」になり、現在は「タカラヤ商店」。関学の上ヶ原キャンパスは1929年にできて96年なので、その大半を、このお店がキャンパスに寄り添ってきたことになる。むかしの学生も、童心に帰って立ち寄ったことだろう。