受賞の楯とお礼参り
進化経済学会学会賞をいただいて歓喜したことは昨秋お伝えしたけれど、決定は9月でも学会の大会は年度末なので、受賞の楯は先月いただいたのである。
ただし、大会はコロナ禍でオンライン開催だったため、実際には楯は先に郵送されてきて、授賞式でこちらからWebカメラで映し出し、学会の会長からお祝いの言葉をいただき、受賞スピーチをした。コロナ禍状況でも工夫に工夫を重ねて果敢に大会プログラムを遂行された実施関係の先生方には、頭の下がる思いである。
なので、大学のレターボックスに届いた楯を最初に見て喜んでいただき、一緒に記念撮影したのは、日頃大変お世話になっている経済学部事務長の荒川健さんであった。
そして、大会での授与式。フェロー(長老格)に叙せられた吉田和男京都大学名誉教授(左上)、学会会長の磯谷明徳九州大学名誉教授(左下)、奨励賞(若手賞)受賞者の李澤建大阪産業大学教授(右下)とともに。
その後、受賞作『19世紀前半のドイツ経済思想』の制作でお世話になった方々に、お礼参りに。
まずは京都の出版社ミネルヴァ書房を訪れて、杉田啓三社長さんにご挨拶。杉田さんに最初にお目にかかったのは、1992年に同書房から出した共訳書 T.リハ『ドイツ政治経済学――もうひとつの経済学の歴史』の企画段階で前任校においでくださったときなので、かれこれ30余年になる。
そして、受賞作の編集担当者であった梶谷修さん(現在は法律文化社)。梶谷さんは、当初の原稿から大幅に増えてしまったり、また第3校でページ数が変わるほど削減したり というぼくの蛮行に、根気よくお付き合いくださり、心から感謝している。
そしてもうひとり。関学図書館職員の後藤倫さん。書庫にあるアメリカのナショナル・ユニオン・カタログを 重いのに根気よく何冊も何冊も運んできてくださった。
図書館職員の皆さんには、後藤さん以外にも 同じように とてもお世話になり、本当にありがたかった。ときには、厳しい利用規定などに直面して 職員の方々にぼくのイライラが出てしまって、困らせてしまったこともあり、そうしたことには ここでお詫び申し上げたい。
もちろん、ここに挙げた方々以外にも たくさんの方々に ご協力いただいた。すべてを示すことはできないし、そんなに楯を出しちゃうと なんか変な自慢になってしまいそうで、もうこれぐらいにしておきたい。
ただ、こうして楯を見せてお礼を言うと 皆さん抜群にいい笑顔になってくださるので、それを見るのがこのうえなく嬉しい^^。皆さん、ありがとうございました。